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『カシオペアの丘で』
重松清著。

他人を許したいと願っている。
また。他人から許されたいと願っている人たちの。
痛く。苦しい物語。

舞台は北海道の地方都市。
幼なじみの4人。
小学4年生の時。カシオペアの丘と名づけた丘に登り。
無心で星を見上げた4人は。
大人になり。違う土地で違う生活をしていた。

ある事件がきっかけで。4人はふるさとに集まった...。

家族もテーマの一つ。
血が繋がっているからこそ許せないこと。
血が繋がっているからこそ許してもらいたいこと。
幼い頃。若い頃は感情のままに生きていたが。
大人になってようやく受け容れられたこと。
今の家族に。何を伝えていくかということ。
そんなことが。時間をかけて。葛藤とともに描かれている。

章によって語る人が変わるので。読んだ人の想いや境遇に
よって。感想が分かれる小説だと思う。
また読んだ人によって。感銘を受ける箇所も違うと思う。
特に男性におススメしたいかな。
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『平家物語』
森村誠一著。
ハードカバーで6巻。ようやっと2巻目に突入した。

みどむは歴史も苦手だあー。
けど。小説になっていると。すんなり入っていける。
司馬遼太郎氏。北方謙三氏。描いている時代は違えど。
わかりやすく。おもしろく入っていけた。
社会の授業の時に。こういう歴史小説を教材にしてくれて
いたら。好きになれたかもしれない。

天皇家も幕府も。ただつらつらと覚えただけだったけど。
実は親と子で殺し合ったり。どろどろの陰謀があったり。
私利私欲丸出しの謀。やんごとない方たちの方が庶民より
すごかったりする。

ただ。みんな名前が似てる。久しぶりに名前が出てくると
お父ちゃんだっけ?お祖父ちゃんだっけ?と家系図を
見直したりする。思わず

♪盛盛♪義義♪みんな似てるよ♪

替え歌を歌いたくなる。
まあ。6巻読み終える頃には。きっと家系図も頭に入って
いるだろう。

たぶん。

恐らく...。
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『僕は長い昼と長い夜を過ごす』
小路幸也著。

50時間起きて。20時間眠るという特異体質の主人公の青年。
ふだんは契約社員としてゲームプランナーをしている。
が。その特異体質を生かして。時々尾行や監視のアルバイトも
会社の社長から受けている。
ある日。監視をしていたサラリーマンが監視中に突然倒れる。
病院に運び。成り行きで自分の物ではないスーツケースを
持ち帰ってしまう。
部屋に戻って。そのスーツケースを開けると。中には2億円
近いお金が入っていた。
そのことがきっかけで。強盗殺人で殺された父。失踪中の母。
止まったままだった家族の過去が。新たな展開を見せ始める...。

最初の方でネタの1つがわかってしまったり。
諸々の設定にちと無理があるような気はするものの。
一人称の語り口調と。スピード感と。頭脳プレイの運びは
見事で。あっという間に読み切った。
今は同じく小路幸也氏の「HEARTBLUE」を読んでる途中。
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『火垂』
河瀬直美著。

恐らく。映画が先で。小説は後からと思われる。
今回は小説の話。

両親の愛を知らず。複雑な家庭環境で育った主人公の女性は
「踊り子」をしている。
男性関係の遍歴を持ち。自傷行為をくり返す。
ある日。女性は突発的に車の前に身を投げ出す。
その車を運転していた陶芸家の男性と後に改めて出逢い。
恋に落ちる。
女性も男性も大切な人を失い。孤独と欠けてしまった心を
埋めるかのように激しく求め合う。
なんとかバランスを取っているような二人だったが。
突然。女性を育て。踊り子でもあった姉代わりの女性が
病に倒れてしまう。
それから。女性の想いも。二人の関係も新たに動き出す...。

久しぶりの「先を読みたいけど...終わって欲しくない」小説。
心のやわらかい部分がひりひりするような。痛い。切ない。
主人公の女性は冷めてて。自己否定しまくりで。
自分で自分のことを傷つけちゃったりするんだけど。
ただ...心の奥の奥の方ではすごくピュアだったりする。
それがひしひしと伝わってくる。

最後は救いようのない結末で終わるのか?と思ったら。
これは喪失と再生の物語。
映画も観なくちゃだわ。
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『四十九日のレシピ』
伊吹有喜著。

「私がいなくなっても
 あなたが明日を生きていけるように」

妻と継母を亡くした夫と娘...父娘の49日間を描いた物語。
妻を亡くして気力をなくしている夫の元へ。
妻にお世話になったというマイペースな若い女性が
やってくる。生前「自分が死んだら家の片づけや夫の世話を
四十九日まで手伝ってほしい」と頼まれていたと言う。
そこへ嫁ぎ先から傷心の娘が戻って来る。夫の不倫と自分の
不妊。疲れ果て。気力を失って。
父。娘。若い女性。更に正体不明の外国の青年が加わって。
妻の遺した生活のレシピに。つっかえながらも従い。
自己を見つめ直し。四十九日へと向かっていく...。

エピローグの手前で「え?そっちの方向へ行っちゃうの?」と
ずっこけそうになったが。ラストは爽やかに感じられた。
人は真剣な時ほど。一生懸命な時ほど。
滑稽に。突飛になってしまうものなのかもしれない。
なんかちょっとしんどいなー。という時に。よかったら。
「レシピ」には「処方箋」という意味もあるんだそうだ。
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『からだは星からできている』
佐治晴夫著。

宇宙とは。
「宇」自分の前。後。左。右。上。下。空間のこと。
「宙」往古来今。時間のこと。

そんな話から始まり。宇宙の誕生。電子。宇宙の創世神話。
人類の進化の過程。生と死。ボイジャー。神秘的な話から
物理や科学や量子力学的な話まで。わかりやすく語られている。

こんな時だけど。こんな時だから。
落ちつかせてくれるというか。優しい気持ちにさせて
くれるというか。そんな安らぎの本。


被災された方々に。心よりお見舞い申し上げます。
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『センセイの鞄』
川上弘美著。

小説の中の言葉を借りるならば。
「あわあわ」とした恋物語。
アラフォーの女性(主人公)が。高校時代の「センセイ」と
20年振り位に飲み屋で会って。飲んだり。旅行に行ったり。
穏やかで。もどかしくて。切ないエピソードが綴られている。
ハデなところも。胸キュンの事件も。ない。
でも。その分なんか染みる。
すく近くにある世界なのに触れられないんだけど。
力を抜いて読める小説。
好き嫌いはぱっきり分かれると思うけど(笑)。

友人と飲みに行くのも大好きだけれど。
1人で飲みに行った時。主人公の女性のように。
さらりと。かっこよくかわいく。程よく力を抜いて。
飲めるようになりたいもんだ。
偶然居合わせた相手が。男性でも女性でも。
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『花の慶次=雲のかなたに=』
隆慶一郎/作。
原哲夫/画。

♪か〜ぶけ♪かぶけ♪かぶくがはなよ〜♪

カラオケでは知ってたんだけど(笑)。知人に借りて
原作を読んだ(今頃〜?とか言わないの←姫ちゃん風)。
ストーリーはみんなもご存知の通り。戦国時代の末期を
生き抜いた傾奇者の前田慶次郎利益のお話。

前田利家や豊臣秀吉相手に傾くところはおもしろく爽快で。
慶次が認めた男たちはもちろん。惚れた女や惚れられた女に
対してもかっこよくて。
不幸な境遇な者たちや弱い者たちには情に厚くて。
いくさと傾くことには全て筋が通ってて。
途中泣きながら読破した。

余談だけど。かなり昔隆慶一郎氏の『吉原御免状』を
読んだことがある。
宮本武蔵によって育てられた後水尾天皇の落胤・松永誠一郎が
徳川家康から下された吉原御免状を狙う老中酒井忠清と
裏柳生との間で吉原を守るため死闘を繰り広げるという話。

マンガでも小説でも。お気に入りというかはまる作品に
出会ってしまうと。終わりに近づくにつれて無性に淋しく
なるんだよね。早く結末が知りたいけど。終わって欲しく
ない...みたいな(笑)。
『花の慶次=雲のかなたに=』もそんな作品だった。
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『寺山修司の仮面画報』


寺山修司著。

恐らく。好き嫌いが見事にぱっきりと分かれると
思うんだけど(笑)。
7章からなるこのからくり絵本。どっぷり寺山ワールド。
芝居や映画の写真と話はもちろん。エッセイや台本の一部も
載っていて。見応えも読み応えたっぷり。
中でも。4章の絵葉書っぽい写真と一言が好きかも。
友人から頂いて。今とてもはまっている1冊。
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『世界でいちばんきれいなもの』


ピンキーふらみんごさん作。
ピンキーふらみんごさんはショートムービー
『アタシヲ産んだアイツ』で大変お世話になった方。
今回絵本を出版された。
主人公の女の子が「世界でいちばんきれいなもの」を求めて
旅をする。人形たちの美しい写真で綴られていく物語。
ストーリーはシンプルで。すんなりと入ってきて。
大事なことを思い出させてくれる。
人形たちが表情豊かに語りかけてくる。
新しいのにノスタルジアを感じるような...
見かけたら。ぜひ。手に取ってご覧になってみてちょ。
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